Darwinダーウィンダーウィンの町はオーストラリアで一番新しくきれいに整っていることで知られています。 なぜ新しいかと言うと、ダーウィンはその昔第2次世界大戦のとき、 日本軍によってメチャクチャに破壊されてしまったのです。 (日本人としてはちょっと苦い思い出ですが) その後町は復刻するのですが、1970年代に入り過去最大のサイクロン(台風)の被害に見舞われます。 町全体が水に沈み、食料が不足し、何週間も電気の供給が止まったと 言うのですから、その被害の凄さはそうとうのものだったのでしょう。 そんなつらい過去を持ちながらも、今、ダーウィンの町は 穏やかできれいな町並みを築きあげています。 ダーウィンの近郊(と言っても、100キロ、200キロは離れていますが、でも、近郊です!) には素晴らしい2大国立公園があります。 その一つが「カカドゥ国立公園」そこで最初に私たちを出迎えてくれたのは 「えりまきとかげ」 日本でもずい分前有名になったことがありましたよね?! 道のド真中に立ち襟巻きを大きく広げ私たちの車をにらみつけていたのですが(笑) さすがに「勝てない!」と思ったのでしょう、襟巻きをたたんで 逃げてしまいました。残念!写真を撮りたかったのになぁ。 園内の敷地はそのほとんどが湿原。 (ちなみにこの公園東西100キロ南北200キロと巨大!) 見渡す限りの湿原にはペリカン、つる、ジャバルー(オーストラリアで2番目に大きい飛べる鳥)その他無数の鳥たちが生息しています。 カカドゥ一番の見ものは「アボリジニの壁画」。 何百年も前の壁画とあって、中には「これは何の絵だ??」と 理解にそうとう苦しむものもありますが、驚くほど鮮明なものも数多く残っています。 園内には宿泊施設も充実しているので、広すぎるこの公園を見て周るには、 のんびりと1泊、2泊するのもいいのではないでしょうか。 これはとっても有名な壁画です。毎年カレンダーにもなるんですよ。 もう一つは「リッチフィールド国立公園」。 ここは比較的コジンマリとした公園です。 見所と見所の間も5分10分しか離れていないので退屈する暇がありません。 中でも最高に良かったのは「ワンギの滝」。 滝壷では自由に水遊びをすることが出来ます。 滝の途中(水上2メートルくらい)の岩場には直径2メートルほどの穴が 開いていて、そこに登って行ってみたりするのも楽しいでしょう。 穴に浸かれば温泉気分も味わえます! 実際小さな子供たちも平気で岩をよじ登っていましたよ! 過去の失われた町を想像できると言う「ロストシティ」も見所の一つらしいのです。 と言うのは残念なことに私たち見に行くことが出来ませんでした。 何でも、乾季のみの通行可なのです。 雨季とは言え、雨が降っているわけでもないので行って見たかったのですが、 4月から11月までしか見ることは出来ないそうです。 気を取り直して・・・ このあたりのシロアリのあり塚もちょっとよそでは見られません! 「マグネティック」と呼ばれるそれは南北を向いて立っています。 横から見るとかなり平べったい。なんでもこれはアリの知恵とか。 塚の中を一定の温度に保ち快適にする為なのですって!賢いですよね? 広域に渡って巨大なアリ塚が点在する様は、 まるでお墓の様(-例えが悪いけれどホントに!) 小さなアリたちがどうしたら私たちの背丈よりも高い塚を作れるのでしょうね?!とっても不思議。 ね、なんとなくお墓を連想しませんか? この巨大なアリ塚、いったい何年かけて築いたのでしょう? |